
サッカー・サポート・センターのツイックラーです。ボルシア・メンヒェングラートバッハのMF ロッコ・ライツの紹介です。
ドイツのサッカーリーグであるブンデスリーガはヨーロッパ屈指のリーグですが日本では知名度が低く、近年ではシーズン終了後には活躍した選手がのきなみプレミアリーグに移籍してしまうため、プレミアリーグの下部組織的な存在と化しています。そんなブンデスリーガはタレントの宝庫です。エキティケ選手やベリンガム選手のようなビッククラブでくすぶっている若手やレヴァンドフスキ選手やデブライネ選手ようなまだ無名な小国のタレントがしのぎを削って成長しています。
そんなブンデスリーガで活躍する今後ドイツ代表を背負うワールドクラス候補のセントラルミッドフィルダーでありぜひ手本にしてほしい選手を年間100試合をブンデスリーガを観るツイックラーがを紹介します。
今回はロッコ・ライツ。ボルシア・メンヒェングラートバッハのMFです。9歳のころからボルシア・メンヒェングラートバッハに所属している生え抜きの選手で2023/2024年シーズンに突如現れ当時中心選手であったノイハウスからポジションを奪い34試合に出場する大活躍を見せました。2025年に行われたU21EUROではドイツ代表の準優勝メンバーの1人として5試合出場しました。
2023/2024年シーズンに初めて見た際に面白い選手がいるぞと思いツイックラーは現在も追いかけています。キミッヒやパヴロビッチなどパスでゲームを作る選手が多いドイツの中で久々にあらわれたbox to boxの選手で見ていてワクワクする選手です。生え抜きの選手との印象があり、ユースからトップ昇格した選手だと思っていましたが、日本人になじみのあるベルギーリーグのシントロイデンに2021年から2023年まで武者修行に出ていました。そこでの活躍が認められ2023/2024年シーズンにつながっていきました。
ボルシア・メンヒェングラートバッハでめきめきと頭角を現し、U21代表にもコンスタントに呼ばれスタメンに定着しました。2025/2026シーズンはゲームキャプテンにもなり今後ますますの活躍が期待されるロッコ・ライツ選手。ワールドクラスの仲間入りする存在でありドイツ代表の中心選手となって移籍市場もにぎわせていくと注目選手です。セントラルミッドフィルダーとして必要な能力をもっているので観るだけでなく子供たちのお手本としても知ってもらいたい要チェックな選手です。


プロフィール
名前 | Rocco Reitz (ロッコ・ライツ) |
国籍 | ドイツ |
生年月日 | 2002年5月29日 |
身長 | 176cm |
体重 | 69kg |
経歴

- デュースブルク出身(ドイツ)
- 2009年 ボルシア・メンヒェングラートバッハユースに加入
- 2020/2021年シーズン マインツ戦でデビュー
- 2021/2022年シーズン ベルギーのシント・トロイデンにローン移籍
- 2023/2024年シーズン ボルシア・メンヒェングラートバッハに復帰
- 2025年 ドイツU21代表としてU21ユーロ準優勝
特長

box to box
自陣のペナルティーエリアから敵陣のペナルティーエリアまで顔を出し、攻撃にも守備にも貢献するセントラルミッドフィルダー。パスでリズムを作ったり、ゲームをコントロールしたりするト二・クロース選手やヨシュア・キミッヒ選手のようなタイプでなく、常にボールにかかわりながらボールを引き出して試合をコントロールしフィニッシュの場面にも絡んでいきます。ボールを奪われれば即時回収に奔走し、自陣まで躊躇なく戻って攻撃の芽をつぶしていきます。MFをやっている選手はボールのかかわり方や引き出し方など参考になるところがたくさんあるので注目してほしいです。

90分間やり続けるスタミナとメンタルも注目ポイントです。
キープ力
相手に奪われない、味方の時間を作るなど試合をコントロールするためのキープ力はセントラルミッドフィルダーにとって必要不可欠な技術です。ライツ選手も例外なくキープ力があり、小さい体ながらも体でボールを隠しながらキープしビルドアップし攻撃に繋げていきます。セントラルミッドフィルダーをやる選手はライツ選手のボールの持ち方をよく見てか参考にしてほしいです。

2人に囲まれても奪われずキープし続ける技術をもっているので狭いエリアも難なくこなせちゃいます。
献身性
box to boxのところでも記載しましたが、自陣に戻りボールを奪いに行くことをさぼらずやり続けます。相手のシュートチャンスも体を張ってブロックにいき、粘り強くボールを奪いに行くこともできます。攻撃面でもボールホルダーのためにマークをひきつけてプレーしやすくしたり、受け手となったりサポートを90分し続けることができます。危険なところ、チャンスのところには必ずと言っていいほどライツ選手がいます。

深いスライディングタックルでボールとるシーンも多く、ボールを奪む場面も見てほしいポイントです。
ウィークポイント
身長
やはりヘディングの場面ではどうしても身長差で競り負けてしまうことが多くなります。GKからのパントキックやロングボール、セットプレーではライツ選手のところが狙われたり、ミスマッチを起こしたりと不利な状況を作られてしまいます。
得点力
献身性やパス、キープ力などゲームを作る上ではチームで貢献していますが、まだ得点に絡む場面では物足りなさがあります。ボルシア・メンヒェングラートバッハのトップチーム定着した2023/2024シーズンこそ9得点3アシストと12点に絡む活躍でしたが昨シーズンは2得点1アシストと物足りな結果でした。ヤングスターから脱却しチームの中心選手として自らの得点やアシストを増やしドイツ代表の絶対的選手に成長してもらいたいです。
まとめ

子供のころからのボルシア・メンヒェングラートバッハ生え抜き選手がベルギーを経由し、2023/2024シーズンに突如現れU21のドイツ代表まで上り詰めました。2025年のU21ユーロはイングランドに決勝で敗れ惜しくも準優勝に終わりましたが、ライツ選手は5試合にスタメン出場し貢献しました。
2025/2026シーズンはゲームキャプテンを任され名実ともにメンヒェングラートバッハの中心選手に成長し、結果を求められる存在となりました。献身的に動き回るだけででなく勝利という目に見える結果を出し、メンヒェングラートバッハをELそしてCLまで導いていけるように頑張ってほしいです。
生え抜きとしてワンクラブマンとして現役を全うしてほしい気持ちもありますが、2年後ぐらいにはビッククラブに移籍してもっと大舞台で活躍をきたしています。そしてキミッヒ、スティラー、パヴロビッチなど競合がたくさんいるポジションですがドイツ代表としても中心選手として活躍すると思われます。セントラルミッドフィルダーで活躍したいしたい選手や背が低いことをコップレックスとして感じている選手はとても参考になるので、ボルシア・メンヒェングラートバッハの試合をチェックし下さい。。
★ブンデスリーガについては下の記事をご参考にしてください。

まだまだあどけなさが残りますが、プレーは顔に似合わずガツガツ激しく、そしてエレガントなプレーも見せるロッコ・ライツ選手に注目してください。


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