
サッカー・サポート・センターのツイックラーです。今回はバイエルン・ミュンヘン所属のアレクサンダル・パブロビッチ選手の紹介です。
ドイツのサッカーリーグであるブンデスリーガはヨーロッパ屈指のリーグです。バイエルンを筆頭にドルトムントやレバークーゼンなどヨーロッパでも上位にくる実力のあるチームや多くの日本人が活躍するブンデスリーガですが日本では知名度が低いのが現状です。
しかしイングランドのプレミアリーグやスペインのバルセロナやレアル・マドリードにはブンデスリーガ出身の選手がたくさんいます。
近年ではフロリアン・ヴィルツ選手(レバークーゼン→現リバプール)やピエロ・インカピエ選手(レバークーゼン→現アーセナル)、ダニ・オルモ選手(ライプツィヒ→現バルセロナ)など無名だった選手がブンデスリーガを経て成長し、ビッククラブへ移籍しています。
そんなブンデスリーガで活躍する今後ドイツ代表を背負うワールドクラス候補のセントラルミッドフィルダーでありぜひ手本にしてほしい選手を年間100試合をブンデスリーガを観るツイックラーがを紹介します。
今回はアレクサンダル・パブロビッチ選手。7歳からバイエルン・ミュンヘンに所属し、トップチームまで駆け上がった生え抜きの選手。各世代別代表にも選ばれ続けるドイツ屈指の才能持ち、トップチーム昇格からわずか2年でレギュラーとドイツ代表に定着した逸材です。
2023/2024シーズンにトップデビュー。ヨーロッパでも屈指のタレントを誇るバイエルンにおいて20歳の若者がデビューするだけでも大変ですが、そこからゴレツカ選手を押しのけレギュラーに定着するということがバイエルンの期待とタレントの表れでしょう。
デビューの試合からチェックしていますが、出てきた姿がすでに大物感を醸し出していました。ボールを持てば華麗かつ冷静にボールをさばきベテランのようにチームをコントロールするプレーが印象的でした。
ヨシュア・キミッヒ選手とコンビを組んで中盤に君臨していますが、キミッヒ選手のキック精度には及びませんがトータル的にはキミッヒ選手よりも優れていると思っています。
ロッコ・ライツ選手やトム・ビショフ選手など若く才能豊かな選手が多くいるセントラルミッドフィルダーの中でも飛びぬけた才能を持つ逸材。長短を駆使した正確なキックと卓越した技術でゲームを支配する要チェックな選手です。
★ブンデスリーガについては下の記事をご参考にしてください。

プロフィール
| 名前 | Aleksandar Pavlović(アレクサンダル・パブロビッチ) |
| 国籍 | ドイツ、セルビア |
| 生年月日 | 2004年5月3日 |
| 身長 | 188cm |
| 体重 | 75kg |
経歴

- バイエルン州ミュンヘン出身(ドイツ)
- 2011年 バイエルン・ミュンヘンのジュニアチームに加入
- 2023年 トップチームに昇格し、ダルムシュタット戦でプロデビュー。
- 2024年3月 オランダ、フランス代表との親善試合で初招集されたが扁桃腺で離脱。
- 2024年5月 ユーロ2024 ドイツ大会のメンバーに選ばれる。
- 2024年6月 ウクライナ戦で代表デビューしたが、扁桃腺再発でユーロ不参加となる。
- 2026年 北中米ワールドカップのドイツ代表に選出され、4試合に出場。
特長

正確な長短のパスを駆使した組み立て
短いパスや長いパスを使い分け、攻める場所や攻めるスイッチを入れるパス、攻めるテンポなどまさにポルトガル語でハンドル意味する『ボランチ』に相応しい選手です。
長短ともにパスが正確な上にピッチを俯瞰して観れるので、パスが読みにくくボールも奪いにくく、フリーにすることができません。今までキミッヒ選手が抑えれるとバイエルンの攻撃が停滞していましたが、パブロビッチ選手が加わったことで手が付けられなくなりました。
中盤の選手はパブロビッチ選手の何気ないショートパスも見逃さず、どうやって攻撃を組み立ててるか、チームをコントロールしているかを観て参考にしてほしいです。

バイエルンのボランチはあと10年は安泰といえるほどの逸材です。
長身を生かしたキープ力
パスもさることながらキープ力もあります。高身長でただでさえボールを触りにくく、さらにボール扱いも長けています。常に相手から遠い足でボールを触りコントロールし、相手が強引に奪いにくれば入れ替わって前を向き、ボールを運んでいきます。
自陣での相手のプレスをものともせずボールをキープし、前を向いて前進したり、パスを駆使して攻撃に移行していきます。パブロビッチ選手のキープの仕方は全選手参考になるので、見てみて下さい。

弱冠22歳にしてチャンピオンズリーグにでてくる強豪チーム相手に臆することなくキープできるメンタルと技術力に非凡な才能を感じますね。
ウィークポイント
守備時の強度とデュエルの勝率
攻撃時のゲームのコントロールには長けていますが、守備時の強度と1vs1の強さにはワールドクラスのセントラルミッドフィルダーと比べると見劣りするところがあります。
ボールを支配しながらハイラインを敷くバイエルンにおいて、ボールを奪われてからの即時奪回はは失点を防ぐ生命線となります。圧倒的な強さを誇るブンデスリーガでも失点シーンのほとんどは中盤でのプレス強度の低さとデュエルで負けたときです。
特にチャンピオンズリーグでのヨーロッパの強豪との試合では中盤での守備の勝ち負けが試合を大きく左右します。パブロビッチ選手が世界NO1のセントラルミッドフィルダーにステップアップするにはデュエルの勝率を上げることが必要でしょう。
安定感
ケガや病気でなかなかフル稼働ができず、シーズン通して安定して出場できないところがパブロビッチ選手のもったいないところ。また1試合通しても後半になるとパフォーマンスが落ちてしまうことがあります。
バイエルンでの役割として攻撃にも守備にも多くのタスクがあり大きな負担があるため、どうしてもコンディションに左右されてしされてしまいます。今後フィジカル面やスタミナ、経験値を高めて安定したパフォーマンスを発揮してほしいです。
バイエルンではすでに替えの利かない選手になっているので、パブロビッチ選手がシーズン通して安定したパフォーマンスを発揮できれば大きなアドバンテージになるでしょう。
まとめ

7歳からバイエルンに所属し、各世代の代表にも選ばれているサッカーエリート。着実に成長し2023年にブンデスリーガデビューし、翌年にはドイツA 代表に召集されました。
ケガや病気があり思うようになかなかバイエルンでもドイツ代表でも定着できませんでしたが、ケガや病気が治ってからは出場機会が増え、ブンデスリーガ2年目にして替えの利かない選手に成長しました。そしてドイツ代表でもポジションを確保しつつあります。
高身長と技術を生かしたキープ力と長短のパスでゲームをコントロールし、まさにバイエルンの攻撃のタクトをふるう指揮者となって攻撃を組み立てていきます。守備の強度やボール奪取能力をさらに高めていけば、世界屈指のセントラルミッドフィルダーに成長しいくでしょう。
ワンクラブマンとして引退までバイエルンに所属しレジェンドとなってほしいと思いますが、トニ・クロース選手のようにバイエルンですべてのタイトルを獲ってから、ほかのビッククラブでの挑戦も見てみたい気持ちもあります。
パス精度やボールコントロールも観てもらいたいですが、攻撃の組み立て方を特に参考にしていほしいので、ぜひパブロビッチ選手をチェックしてください。

良質なセントラルミッドフィルダーが多いドイツの中で、パブロビッチ選手は頭一つ抜け出た存在。これからの活躍が楽しみです。enjoy football!!



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