24/25ブンデスリーガのベストイレブンを独断と偏見で選出

ブンデスリーガ
ツイックラー
ツイックラー

サッカー・サポート・センターのツイックラーです。今回はツイックラーが24/25ブンデスリーガのベスト11を選出しました。

各国の24/25シーズンのリーグは終了しました。ブンデスリーガは昨シーズン屈辱の無冠で終えたバイエルンが見事優勝し覇権奪還に成功しました。しかし今シーズンのブンデスリーガ勢はヨーロッパの舞台では思うような活躍はできずバイエルンとドルトムントがチャンピオンズリーグベスト8、レバークーゼンがベスト16。フランクフルトはヨーロッパリーグベスト8という結果となりました。

そんなヨーロッパでは振るわなかったブンデスリーガをみて、「やっぱりプレミアやラ・リーガと比べて劣る」と思われそうですが、今シーズンも傑出した才能を持った選手が多く、おそらくプレミアムリーグやラ・リーガに数多くの選手が狙われていると思います。そこで今シーズンのベストイレブンを年間100試合観戦するツイックラーが独断と偏見で紹介したいと思います。

来シーズンのブンデスリーガの注目選手でもあり、より大きなクラブに移籍し大舞台で活躍するであろう選手なのでたくさんのサッカーファンにいち早く注目してもらい、子供たちにはプレーの参考にしてもらいたいのでぜひ覚えて、観てもらいたいです。

おすすめポイント
  • ブンデスリーガの魅力がわかる
  • ブンデスリーガにどんな良い選手がいるか知りたい
  • プレミアリーグやレアルやバルサで活躍しそうな注目選手をしりたい

ベストイレブン+α

選考基準
  • ツイックラーが視聴してきた試合をもとに選出
  • 実績(チームや個人)も考慮しているが基本的にはツイックラーの印象が優先
  • フォーメーションは優勝したバイエルンの4-3-3を採用

各選手の寸評

①ハリー・ケイン(FW/バイエルン/イングランド)

2年連続のブンデスリーガ得点王。昨シーズンは36点でしたが今シーズンは26点と昨シーズンほどの得点は奪うことができませんでしたが今シーズンはブンデスリーガ優勝を勝ち取ることができました。昨シーズン同様、多彩なシュート技術でどんな難しいボールでも難しい体勢でも枠を捉え得点を奪ってきました。アシストも8と得点だけでなくチャンスメイクもこなす万能ストライカーがついに初タイトルを手にし、来シーズンはより大きな舞台でタイトル獲得を奪うためにさらなる野心を燃やしているのではないでしょうか。

②フロリアン・ヴィルツ(MF/レバークーゼン/ドイツ)

昨シーズン旋風を巻き起こしたレバークーゼンの司令塔。今シーズンもブンデスリーガ10得点12アシストと2年連続2桁得点&アシストを達成し、CLでも6得点1アシストと欧州最高峰の舞台でも遺憾なく才能を発揮しました。しかし、チームはなかなか安定せず昨シーズンみせた憎らしいほどの強さは見せることができずシーズン早々に無敗記録をやぶられ下位相手にとりこぼしが目立ち、バイエルンに優勝を奪い返されてしまいました。それでもヴィルツの活躍もあり2位でフィニッシュできたことは大きな成果でしょう。来シーズンはおそらくブンデスリーガにはいないと思いますが、ブンデスリーガ最高の才能がプレミアムリーグでも縦横無尽の活躍をしてくれることを期待したいです。

③ヨナタン・ブルカルト(FW/マインツ/ドイツ)

今シーズン旋風を巻き起こしたマインツのキャプテンでストライカー。18得点2アシストと昨シーズン残留争いを繰り広げていたマインツを一時はCL出場圏内である4位以上に位置づけるほどの躍進を支えました。左右両足で強烈なシュートを打てワンタッチゴールも秀逸。スペースつくりやラインブレイクなどオフザボールの動きも良く味方の動きを活かしていました。来シーズンはより上位のチームに移籍すると思いますが、ビルドアップの貢献度あげドイツ代表にも定着できるようにより活躍を期待したいです。

④マイケル・オリーセ(MFF/バイエルン/フランス)

今シーズンもっともサプライズであり今シーズンのブンデスリーガMVP。加入1年目であのバイエルンの右ウィングに定着した若干23歳の怪物。プレミアムリーグのクリスタルパレスから移籍してきたフランス人は何年もいたかのような落ち着いたプレーでカットイン、縦への突破、クロス、アーリークロスなどを高い精度でこなし12得点15アシストの活躍を見せました。来シーズンもバイエルンの攻撃の中心となりCL獲得を目指してほしいです。

⑤佐野 海舟(MF/マインツ/日本)

ブルカルトともにマインツ躍進を支えた佐野選手。鹿島アントラーズからの移籍し移籍1年目からレギュラーに定着。移籍直前に日本国内で発生した事件(のちに不起訴)があったのでメンタル的にもドイツ国内での扱いなど心配をしましたが、ふたを開けてみるとマインツのアンカーとして相手の攻撃の芽を摘み続け攻撃に繋げていきマインツ内では替えの利かない選手の一人に成長しました。まだ攻撃面での課題はありますが来シーズンも同様の活躍とさらなる躍進を期待しています。

⑥ヨスア・キミッヒ(MF/バイエルン/ドイツ)

まさにバイエルンの心臓。昨シーズンはなかなか本領を発揮できずレバークーゼンにマイスターシャーレを明け渡してしまいましたが、今シーズン、コンパニ監督のもと縦横無尽に動きまわり守備に攻撃に貢献しました。数字上の成績は3得点6アシストと特筆すべきではないのですが、バイエルンの攻撃はキミッヒのパスからスタートするぐらいバイエルンの中心となっていました。キミッヒも来年31歳。来シーズンはキャプテンとしてCLを奪還し、3冠を目指してほしいです。

⑦ナタニエル・ブラウン(DF/フランクフルト/ドイツ)

ニュルンベルクから移籍してきて1年目でレギュラーをつかみ取った新鋭。フランクフルトの縦に速いスタイルにマッチし左サイドからドリブルでの仕掛けやコンビネーションで攻撃のアクセントなっていました。もちろん守備時には最終ラインまでもどって攻撃を防ぎ、フランクフルトのCL出場権を得る3位に貢献しました。まだ粗削りではあるのでCLを経験し、よりプレーの成長とより多く得点に関与できるようになってほしいです。

⑧ラスムス・クリステンセン(DF/フランクフルト/デンマーク)

イタリアのローマから移籍してきた右サイドバック。プレースタイルも左サイドのブラウンが「柔」ならクリステンセンは「剛」で力強い突破や強烈なシュートで攻撃にも貢献し、守備時では激しいディフェンスで攻撃の芽を摘んでいました。また中堅として若くイケイケのチームのバランスをとり、コッホとともにチームを支えていたところも評価ポイントです。

⑨ヨナタン・ター(DF/レバークーゼン/ドイツ)

レバークーゼンのディフェンスリーダー。3バックの真ん中としてレバークーゼンの2位に貢献しました。今シーズンはドイツ代表のDFとしても定着し、ユーロとネーションズリーグにも出場、CLも経験し飛躍の年となりました。しかし昨シーズンと違い今シーズンは勝ちきれない試合が多くなかなか勝ち点を伸ばすことができずバイエルンに優勝を明け渡してしまいました。来シーズンはそのバイエルンに移籍しどんな活躍をするか楽しみです。

⑩ロビン・コッホ(DF/フランクフルト/ドイツ)

今シーズン3位と大健闘したフランクフルトのディフェンスリーダー。以前から才能あるディフェンダーとして期待しされていましたが、ようやく結果として現れるようになりました。縦に速く、アグレッシブなチームの中、デュエルやヘディングで高い勝率を誇り守備の屋台骨としてチームを支えました。ドイツ代表としても定期的に呼ばれるようになり、来シーズンはCLを舞台に戦うこととなったので、コッホのこれからの活躍が楽しみです。

⑪ノア・アトゥボル(GK/フライブルク/ドイツ)

フライブルクの若き守護神。昨シーズンから守護神につきましたが、不安定さが残りミスが多く見られましたが今シーズンはその経験を糧に安定感が増しました。PKストップの数も多く今シーズンは10試合のクリーンシートを達成しました。またビルドアップにも定評が高く、左右遜色なくけれるため、しっかりボールを繋げていくスタイルのフライブルクでは欠かすことのできない選手に成長しました。今後のドイツ代表入りにも期待したいです。

⑫ヴァンサン・コンパニ(監督/バイエルン/ベルギー)

昨シーズン屈辱の無冠で終わったバイエルンの覇権奪還を任されたハンブルクやマンチェスター・シティで活躍した元ベルギー代表のレジェンドディフェンダー。イングランドのチャンピオンシップ(ブンデスリーガの2部に当たる)だったバーンリーをプレミアムリーグに昇格させた手腕を買われバイエルンの監督に就任しました。しかし1年でバーンリーを降格させたこともあり当初は懐疑的な見方でしたが、見事に2位レバークーゼンに13ポイント差をつけて覇権奪還に成功しました。しかしバイエルンの首脳陣はブンデスリーガだけではなくCL優勝を望んでいるので来シーズンはブンデスリーガ優勝はマストでありCL優勝を達成できるようにさらなる飛躍を期待しています。

【次点】

ユーゴ・エキティケ(FW/フランクフルト/フランス)

今シーズン、3位となったフランクフルトのストライカー。15得点8アシストとまさに攻撃をけん引しました。前半戦だけで15点たたきだしたエースストライカーのマルムシュがマンチェスター・シティに移籍してしまい大きな戦力ダウンとなるところをエキティケが攻撃の中心を担ない、結果を出し続けたことでCL出場権を得る3位でフィニッシュできました。22歳のフランス人は来シーズンも大いに暴れてくれると思いますが、おそらくブンデスリーガにとどまることはないでしょう。

まとめ

  • ツイックラーが試合をみて選んでいるので好みが反映している。
  • バイエルン3人、フランクフルト3人、レバークーゼン2人、マインツ2人、フライブルク1人の構成。
  • MVPはマイケル・オリーセ
  • 来シーズンにベストイレブンから何人残るか心配。 
ツイックラー
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初めて知った名前や気になった選手がいたら動画やブンデスリーガをチェックしてみてください。enjoy football!!

★24/25ブンデスリーガ前半戦のプレヴューは下記の記事を参照にしてください。

★ブンデスリーガの魅力については下記の記事を参照にしてください。

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